日本人は季節の移ろいをこまやかに感じ取り
器の素材や形状、色や絵柄を変えながら
季節に合った器を使ってきました。
作家の手でひとつひとつ丁寧につくられた器には表情があり、
見る人の心を静めたり、その場の空気さえ変えてしまう静かな佇まいに
心が奪われることがあります。
器器かはんは、お菓子やお茶、そのシーンに合う
日本の素晴らしい手仕事によって作られた器や茶器を販売しております。
田澤 祐介
Yusuke Tazawa
すっと手に馴染む安心感は、田澤さんの木工DNAに深く刻み込まれたナラ材を使用しています。アンモニアスモークという方法で着色することにより、明るい黄土色を少しグレーがかった色に変化させ、どこか古いものを思わせる落ち着いた佇まいです。
山崎さおり
Saori Yamazaki
子育ての傍らにコツコツと組み立てる急須の仕事がちょうど良いと感じて、茶器だけを作るようになった山崎さん。急須のパーツは、ボディ・蓋・注ぎ口・持ち手・茶漉しの5つによって成り立ち、それらのパーツを生乾きの状態の時に組み立てていく。丁寧で繊細な手仕事はその作品を見れば一目瞭然です。
小倉 広太郎
Kotaro Ogura
かはんを訪れた際、白灰色の混じりけのないイメージが浮かんだという小倉さん。小さな空間でのお茶の時間が特別なものになるよう、柿渋の鉄媒染でグレーに染められた真っ直ぐな木目の少し高さのあるトレイは、かはんの空間に合うようにつくられたものです。